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こんな悩み、ありませんか?
- ゴロを怖がってしまう
- 試合でエラーして落ち込んでいる
- 何を練習させればいいか分からない
- 「ちゃんと練習しているのに、なぜか上手くならない…」
実はそれ、練習のやり方が少しズレているだけかもしれません。
守備はセンスではなく、「正しい順番と方法」で必ず伸びます。
この記事では、
- 自宅でできる守備練習メニュー10選
- 1日10分で効果が出るテンプレート
- 親でもできる教え方・声かけ例
読み終えれば「今日から何をやるか」がはっきり決まります。
少年野球で守備が上手くならない3つの原因

守備の練習をしているのに上手くならない。
その原因は、たいてい3つのどれかに当てはまります。
まずここを知っておくと、練習の効果がぐっと変わります。
- 捕ることだけ練習している
- ボールを待っている
- 教え方がバラバラ
① 捕ることだけ練習している
守備は「捕球」だけではありません。
守備動作は「アプローチ→捕球→送球」の一連の流れです。
足の動き・体の向き・送球への流れ、この3つがセットになって初めて「アウトが取れる守備」になります。
捕ることだけに集中していると、いざ送球するときに体が準備できておらず、エラーにつながります。

捕球→送球の流れを1つの動作として練習することが、エラー激減への近道です。
② ボールを待っている
多くの子がやりがちなのが、「その場で待つ守備」です。
しかし実際の試合では、待っているとバウンドが合わなくなります。
❌ NG
- その場で仁王立ちして待つ
- ボールが来てから足を動かす
✅ OK
- ボールに向かって自分から入る
- バウンドを読んで前に出る
「自分からボールを取りに行く」この意識だけで、捕球の成功率は大きく変わります。
「足を止めてしまえばほぼ100%いいプレーはできない」というのは守備指導の世界では共通の認識です。
③ 教え方がバラバラ
実はこれが一番多い原因です。
毎回言うことが違う・感覚で教えているという状態だと、子どもが混乱してしまいます。
「腰を落とせ」「前に出ろ」「手を出せ」
一度に複数のことを指示されると、小学生には処理しきれません。
教えることは1つに絞る。
これが守備上達の鍵です。
まずはこれだけ!守備が一気に良くなる3つの基本

たくさんのことを一気に教えようとすると逆効果です。
まずはこの3つだけ。
シンプルに絞ったほうが、子どもは驚くほど早く上達します。
- ボールの正面ではなく右側に入る
- 恐怖心が減り、送球への流れもスムーズになる
- 捕る前に足を止めない
- エラーの原因No.1は「足止まり」。常に動き続ける
- 捕ったらすぐ投げる準備
- 「捕球=送球の準備」のセットで動く
① ボールの正面ではなく右側に入る
正面からゴロを見ると怖いと感じるのは自然なことです。
体を少し右にずらして、ボールの右側からアプローチするだけで、恐怖感が全然違います。
右側から入ると、捕球後に自然と体が一塁方向を向き、送球がスムーズになるというメリットもあります。
速い打球で右側に入れない場面では、体を半身にして斜めからボールを見るだけでも効果的です。
② 捕る前に足を止めない
守備のエラーのほとんどは「足が止まった瞬間」に起きます。
前に出てのエラーからは学べますが、足が止まってのエラーでは何も学べないです。
難しいことは何もありません。
ゴロが転がってきたら、「止まらずに前へ」
この1点だけを意識させてみてください。
③ 捕ったらすぐ投げる準備
捕球は「終わり」ではなく「送球の始まり」です。
捕球と同時に、投げたい方向へ足を踏み出す準備ができているかどうかがプレーのスピードを大きく変えます。
足を投げる方向へ垂直に踏み出すだけで体が自然に横を向き、いつものキャッチボールの形が作れます。
「捕る→足を向ける→投げる」この流れを体に覚えさせましょう。
この3つ、今日の練習でさっそく試してみてください。
1つでも意識が変わると、子どものプレーが見違えます。
自宅でできる守備練習メニュー10選【1日10分】

広い場所もたくさんの道具も必要ありません。
庭・公園・室内でできるメニューを厳選しました。
子どもの状況に合わせて選んでみてください。
転がしキャッチ(初心者向け)
初心者向け所要時間:3分場所:室内OK
- 親が子どもに向かって、ゆっくりボールを転がす
- 子どもはボールの右側に入って捕球する
- 慣れてきたら少しずつスピードを上げる

ゴロへの恐怖心をなくし、「入り方の基本」を自然に体に覚えさせます。
ケンケンパ捕球(超重要)
全レベル対応所要時間:3〜5分場所:庭・公園
子どもの頃に遊んだ「ケンケンパ」、実は守備の基礎練習に最適です。
少年野球の指導者たちが練習で取り入れている練習です。
- 親が10メートル先からゆっくりボールを転がす
- 子どもはボールの右側に入り、「ケンケン」でバウンドを合わせる
- 「パ」の瞬間(両足着地)に、股の中央でボールを捕る
- 捕球後は右足→左足の順でステップし、ネットや壁に向かって投げる

ボールへの入り方・捕球時の体重移動・送球への流れ、この3つが一度に鍛えられます。
壁当てキャッチボール
1人でできる:所要時間:5分場所:屋外の壁
最強の基礎練習といえば壁当てです。
キャッチボールの精度を鍛えられます。
プロも「キャッチボールがすべての基本」と口を揃えて言います。
- 壁から5〜7メートル離れて立つ
- 目線を合わせた場所に丁寧に投げる
- 返ってきたボールを確実に捕る
- 慣れたら距離・速さを変える

送球の正確性UP・反復で「丁寧に投げる」習慣が身につきます。
ショートバウンド練習
中級以上所要時間:3分場所:室内OK(軟式)
試合でエラーが多いのは、イレギュラーバウンドへの対応力が不足しているからです。
ショートバウンドへの慣れは、守備のレベルを一段引き上げます。
- 親が近距離(3〜5m)からショートバウンドで投げる
- グラブを下から出して、ボールの軌道に合わせる
- 最後までボールから目を離さない

イレギュラー対応力UP・「ボールが怖い」という感覚が消えます。
片手キャッチ(シングルハンド)
中級以上所要時間:3分場所:庭・公園
「両手で取れ」とよく言われますが、グラブの役割はあくまで「捕球」で、右手は「送球の準備」です。
シングルキャッチを習得すると、横への動きと守備範囲が一気に広がります。
- 親が左右にやや外れた球を転がす
- グラブだけで優しくボールを吸収する
- 捕球したらすぐに右手で握り替える

守備範囲UP・捕球から送球への素早い移行が身につきます。
ゴロ反応トレーニング
全レベル対応所要時間:3分場所:庭・公園
「反応が遅い」という悩みは、センスではなく練習で改善できます。
バウンドの予測力を高める簡単な練習です。
- 子どもに背を向けて立ってもらう
- 「ハイ!」の合図でボールを転がす
- 振り返ってボールに素早く反応・捕球する

初動の反応速度UP・「構え→動き出し」の癖が身に付きます。
ステップ練習(投げる方向へ)
全レベル対応所要時間:3分場所:室内OK
送球ミスのほとんどは「足の向き」が原因です。
投げたい方向へ足を垂直に踏み出すだけで、体は自然にキャッチボールの形になります。
- 素手でボールを持ち、ゴロを捕球するふりをする
- 捕球後、一塁方向に足を垂直に踏み出す
- 体が横を向いた状態で「投げる構え」を確認する
- ボールなしでも毎日できるので反復する

送球ミス激減・体の方向が自然に決まるようになります。
柔らかいボール練習
初心者・怖がりの子向け場所:室内OK
ゴロが怖い子には、まず柔らかいボールから始めるのが一番の近道です。
当たっても痛くないので、思い切って前に出られるようになります。
- スポンジボールや柔らかいゴムボールを使う
- 基本は転がしキャッチやケンケンパ捕球と同じ
- 怖さがなくなったら少しずつ硬いボールに移行する

恐怖心ゼロで動きを覚えられ、成功体験が積めます。
エラーさせ合いゲーム(楽しく上達)
中級以上所要時間:5〜10分場所:庭・公園
実際のプロ指導の現場でも取り入れられている「実戦的2人練習」です。
相手をエラーさせようとすることで、試合に近い「予測不能な打球」への対応力が鍛えられます。
- 2人1組(親子でOK)で向かい合う(10〜15メートル)
- 相手がエラーしそうな場所・バウンドを狙って転がす
- 先にエラーした方が負けのゲーム形式にする
- 転がす側も、捕りにくい場所へ正確に転がす技術が身につく

予測力・反応力・闘争心が同時に鍛えられます。
10分集中メニュー
「何から始めればいいか迷う」を解消するためのテンプレートです。
毎日これをやるだけでOKです。
| 時間 | メニュー | ポイント |
| 0〜1分 | 準備体操・股割り | 下半身をほぐす |
| 1〜4分 | 転がしキャッチ | 右側から入る意識 |
| 4〜7分 | ケンケンパ捕球 | 「パ」で捕球する |
| 7〜10分 | ステップ+送球 | 足を向けてから投げる |
10分で終わるので、毎日続けられます。
子どもの集中力は長続きしないので、短く、濃くが正解です。
今日から10分、やってみましょう。
小さな積み重ねが大きな差になります。
継続は、必ず結果につながります。
親がやりがちなNG指導5選

子どもを応援したい気持ちはよく分かります。
しかし、少し見直すだけで子どもの上達スピードが変わる指導パターンがあります。
チェックしてみてください。
❌ NG①「腰を低くしろ!」だけ言う
「腰を低く」という指示は、子どもには伝わりにくい表現です。どうすれば腰が低くなるのかが分かりません。
✅ 改善:「ボールの下をのぞき込むイメージで入ってみて」と伝えましょう。自然と腰が落ちます。
❌ NG②「なんで取れないの?」とミスを責める
エラーを責めると、次のプレーで萎縮します。萎縮した子どもは足が止まり、さらにエラーが増えるという悪循環になります。
✅ 改善:「取れなかったのはOK。次は足を止めないで動いてみよう」。失敗ではなく、「次への材料」として伝えましょう。
❌ NG③ 長時間やらせる
小学生の集中力は15〜20分が限界と言われています。長くやっても、後半は惰性になりがちです。
✅ 改善:10分で集中して終わる。短時間・高集中のほうが、上達スピードは速いです。
❌ NG④ 正解を一度に教えすぎる
「足はこうで、グラブはこうで、目線は…」と一度に伝えても、子どもの脳は処理しきれません。
✅ 改善:1回の練習で意識させることは「1つだけ」。「今日は足の入り方だけ気にしよう」と絞ってあげましょう。
❌ NG⑤ 試合の結果だけで評価する
試合でのエラーや結果だけを話題にすると、子どもは「試合が怖い」と感じるようになります。
✅ 改善:「今日の試合、前に出てたのが良かったよ」と、プロセスを認める声かけを。結果よりも行動を評価すると、子どもは伸びます。
NG指導をゼロにしようとしなくて大丈夫です。
1つ改善するだけでも、子どもの反応がきっと変わります。
子どもが伸びる声かけ例

声かけは、練習メニューと同じくらい大切です。
どんな言葉をかけるかで、継続率がまったく変わります。
具体的な言葉を覚えておきましょう。
❌NG

なんで取れないの?
✅OK

足は動いてたよ!次は少しだけ右から入ってみよう!
❌NG

もっとちゃんとやれ!
✅OK

さっきより全然いい動きだった!今の感じ覚えておいて!
❌NG

試合でまたエラーしたら困る!
✅OK

試合でできるように練習しておこう!
❌NG

〇〇くんはできてるのに・・・。
✅OK

先週より絶対上手くなってる!
声かけのポイント
「結果」ではなく「行動・プロセス」をほめましょう。
「上手かった」より「前に出てたのが良かった」「目を離さなかった」という具体的な言葉が、子どもの自信につながります。
今日の練習でひとつ、「前に出てたの良かったよ」と言ってみてください。
その一言が、子どもを変えるきっかけになります。
タイプ別|エラーの原因チェックリスト

「何が原因でエラーが出るのか分からない」という悩みに応えるチェックリストです。
当てはまるエラーから対策を選んで練習しましょう。
| こんなエラーが多い | 主な原因 | おすすめの対策練習 |
| ゴロが怖くてグラブを引いてしまう | 正面からボールを見ている・経験不足 | 柔らかいボール練習→転がしキャッチ(右側アプローチ) |
| ボールを弾いてしまう | 足が止まってバウンドが合っていない | ケンケンパ捕球・ショートバウンド練習 |
| 送球がそれる・力が入らない | 足が投げる方向を向いていない | ステップ練習(足を垂直に踏み出す)・壁当て |
| 試合になると急にエラーが増える | 焦りで目がボールを離れる | ケンケンパ捕球 |
| 左右のボールについていけない | 守備範囲が狭い・初動が遅い | エラーさせ合いゲーム(プレッシャーに慣れる) |
| ファンブルしたあと焦ってまたエラー | 次のプレーを急ぎすぎてボールから目が離れる | 「ファンブルしたら落ち着いて素手で拾う」意識づけ |
診断のヒント
エラーを「捕球失敗」「送球失敗」「判断ミス」の3種類に分けて考えると、原因が特定しやすくなります。
1週間、エラーの種類をメモしてみるだけでも、練習の方向性が見えてきます。
「うちの子はこのタイプだな」と見えてきたら、それに合った練習メニューをやってみてください。
原因が分かれば、解決は半分終わったようなものです。
試合で結果を出すための考え方

練習方法と同じくらい大切なのが、守備への「意識」です。
ここを変えるだけで、同じ練習でも成長スピードがまったく変わります。
❌ 古い守備観
- 「エラーしないように守る」
- 「失敗しないことが目標」
- 「ボールが飛んでこなければいい」
✅ 成長する守備観
- 「アウトを取りに行く守備」
- 「スピードと丁寧さの両立」
- 「ボールを呼び込む積極性」
少年野球の守備指導で実績を持つ坂本一将氏は、「エラーをして怒られないようにプレーするのではなく、アウトにするためにプレーすべき」と語っています。
練習では何度エラーしても構わない、その代わりスピードと丁寧さを極限まで追求することが大切だということです。
大切なのは、意識から無意識への変化です。
最初は「足を向けて投げる」と意識しながら動いていても、反復練習によって体が勝手に動くようになります。
その状態になったとき、試合でも自然と良いプレーが出るようになります。
子どもへの伝え方
「失敗してもいい。思い切って前に出てみよう。」この一言が、子どもの守備を変えます。
失敗を恐れないことが、上達への最短距離です。
「試合でミスを恐れずプレーする子」に育てるのは、技術よりも考え方からです。
まず親が「アウトを取りに行く守備」を肯定してあげましょう。
守備練習でおすすめの道具

自宅練習の効率を上げる道具を紹介します。
全部そろえる必要はありません。
まず1つから始めましょう。
守備練習ネット
1人でも守備練習できる。
省スペースで自宅に置ける折りたたみタイプがおすすめです。
柔らかいボール
ゴロが怖い子の最初の一歩に最適です。
室内でも使えて安全。
グローブ
手に合ったサイズが上達を加速します。
大きすぎるグローブは逆効果なので要注意です。
守備練習の教本
写真・図解つきで動き方が一目で分かります。
親が教える際の参考書としても役立ちます。
まず買うなら
守備練習ネット1つあるだけで、1人での練習時間が格段に増えます。
送球練習・壁当てが自宅でできるようになるのが最大のメリットです。
まとめ:自主練で守備力をアップさせよう

守備が上手くなることは、子どもにとって単なる技術の習得ではありません。
エラーが減り、自信がつき、チームメイトに認められ、野球がもっと楽しくなる。
その積み重ねが、子どもの「やり続ける力」を育てます。
守備力向上は手段であり、本当のゴールは子どもが自信を持って野球を楽しむことです。
- 正しい練習を続ける
- エラーが減る
- 自信がつく
- 試合で活躍できる
- 野球が楽しくなる
今日からできることは、シンプルです。
- 守備の基本は3つだけ覚える(右側アプローチ・足を止めない・捕球=送球の準備)
- 1日10分の練習テンプレートを続ける
- プロセスを認める声かけを1つ試してみる
「あの時サポートして良かった」と思える日は、きっと来ます。
今日のたった10分が、その次へとつながっています。
まずは今日、ボールを1つ持って外に出てみましょう。
それだけで、子どもの守備は変わり始めます。
この記事が、少しでもお役に立てれば嬉しいです 。
応援しています。